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フォント名の読み方一覧

date: 2006/10/09 00:18:26 | modified: 2007/05/30 17:39:13

progrestyliseの閉鎖に伴う引継記事.2005/04/03初出,一部改変.

導入

デザイナーの間で,フォントに関するやり取りをすることは結構多いのですが,そのときに困るのが読み方(呼び方)です.少し調べてみると,実は決まった読み方をまとめたものがなくて,みんな適当に読んでいるようです.相手に伝わるように発音すれば問題ない,ということでしょう.

フォントは世界各地(大げさ?)で作られているため単純に英語読みではなく,さらに制作者の意図によって読み方も変わってくるので,正確に発音するということはなかなか難しい問題です.このエントリーでは難解なフォントの読み方・呼び方をできる限り調べて,デザイナー同士などでフォント指定をするときに通じる読み方を提案できればと思います.
よって,ここにあるものは正確な読み方ではない場合があります.

読み方一覧

現在のところ調べた結果は,以下の通りです.他にも,自分はこう呼んでる,みたいなものがあればコメントしていただけると幸いです.

フォント名 読み方 備考
Arial エーリアル,アリアル,アライアル 他にもエアリアル,エリアル,エイリアル,アリエールなど.
Akzidenz Grotesk アクツィデンツ・グロテスク
Avant Garde アヴァン・ギャルド
Caslon キャスロン,カスロン
Century センチュリー センチュリーマガジンのために設計
Chancery チャンセリー
Cheltenham チェルテナム
Comic Sans MS コミックサンMS
Cooper クーパー
COPPERPLATE カッパープレート,コパープレート
Courier カーリア,クーリエ
Eras エーラス
Futura フーツラ,フューチュラ
Garamond ギャラモン
Geneva ジュネーブ
Georgia ジョージア ジョージアで見つけた,エイリアンの頭に関するタブロイド誌の見出しにちなんで命名
Gill Sans ギルサン(ス),ジルサン(ス)
Goudy ガウディ
Helvetica Neue ヘルベティカ・ノイエ
Helvetica Oblique ヘルベティカ・オブリーク
Impact インパクト
Lucida ルーシダ
Myriad ミリアド
OCR-B オーシーアール・ビー “Optical Character Reader”(光学式文字読取装置) 商品のバーコード表示などに用いられ,日本語ではBタイプが使われる
Peignot ペニョ
pi font パイ・フォント
Tahoma タホマ タイ語フォント
Tekton テクトン
Times タイムズ
Times New Roman タイムズ・ニュー・ロマン
VAG Rounded ファウアーゲー・ラウンデッド
Verdana ベルダナ “verdant”(青々とした)
Webdings ウェブディングス 記号フォント
Wingdings ウィンディングス 記号フォント
Zapf Dingbats ツァップ・ディン(グ)バッツ
フォント分類名 読み方 備考
Blackletter ブラックレター ドイツの旧国字
Gothic ゴシック
Sans Serif サン・セリフ “sans…”(…のない),”serif”(文字修飾のヒゲ)

調査経過

まず,調べていく中である程度信憑性の高い記事があったので引用します.

2003/5月のDTPWORLDのミニブック(フォントを知る! 作る! 楽しむ!)に,欧文フォントの読み方がいくつか載っていたそうです.

[GAC (ギャック)--- site design central]

という断り書きに始まり,以下のように続きます(普段よく使うもののみ抜粋)

Helvetica Neue ………… ヘルベチカノイエ
Lucida ………… ルーシダ
Times ………… タイムズ
まぁ,雑誌社が適当なことを書いている可能性が無いでもないわけで

カタカナ語特有の表記ゆれ(ヘルベカ-ヘルベティカ,ルダナ-ヴェルダナ)は多少あるとしても,まあこんなところでしょうか.
調べていくうち,このフォーラムの内容を引用したと思われる別の記事がヒットしました.
多岐にわたりよくまとまっていて,参考になりました(同様に一部抜粋)

Arial ………… エーリアル,アリアル
Comic Sans MS ………… コミックサンMS
Courier…………カーリア,クーリエ
Verdana ………… ベルダナ

[Orbium -そらのたま-:科学系ニュースサイト]

この中でも”Arial”と”Courier”はかなり適当に読まれているようです(笑) ざっと調べただけで,”アライアル・エアリアル・エリアル・エイリアル・アリアル・アリエール・アーリアル……”

あと気になったのは,”Helvetica Neue” ”Neue”(ノイエ)はドイツ語? じゃあ”Helvetica”(ヘルベティカ)って?
この”Helvetica”とはスイスにおける自国名(Japanに対するNipponのような感じ?) どうやら“Helvetica”はフォント製作元がスイスで,名前はそこに由来するとのこと.

さて,ついに”Verdana”です.これはかなり核心に迫る記事を見つけました.

「verdant 青々とした」は発音記号によると,ベルダントと読むらしい.
これに忠実に発音するなら,Verdanaは「ベルダナ」となります.

[グラフィックデザイン部 > 何て読むの?]

これは“Verdana”フォント制作者のサイトに書かれた,

Verdana a sans serif named for the verdant Seattle area

を受けた記事で,”verdant”に由来するなら”ベルダナ”(か,もしくはバーダナ?)ということになります.形容詞の最後の文字を”a”に変えると確かに名詞っぽい気はする……なんとなくラテン語系? これで心置きなく”Verdana”を”ベルダナ”と呼ぶことができますね.

結論

というわけで,結局”制作者の意図に即した正しい読み方”は全てはわからないままですが,フォント名を正確に読むことよりも,フォントを正確に相手に伝えられる読み方をすることの方が案外大事なのかもしれません.

参考

このエントリーは以下のリンク先の記事を参考・引用して書かれています.

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